風邪で嗅覚は鈍る?どうやったら治るの?

風邪をひくと匂いがわからない…

風邪をひくと、匂いがわからなくなることがあります。

風邪をひいている最中だけでなく、すでに治りかけている時期や症状がなくなった時期に匂いを感じないこともあります。

匂いがしなくなると、不安になりますよね。

しかし、風邪をひいて匂いがわからなくなることは珍しいことではありません。

風邪によって嗅覚が働かなることがあるのです。

その場合には、いくつかの原因が考えられます。

この記事では、その原因についても解説していきます。

風邪による嗅覚障害の原因って?

風邪の症状が治まったのに、匂いを感じなくなっていませんか?

そのような状態になっている場合には、風邪による嗅覚障害と考えられます。

では、その嗅覚障害の原因とはどのようなものなのでしょうか。

その原因について、いくつか解説していきます。

ここで解説する原因は、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、感冒後嗅覚障害、外傷性嗅覚障害の4つです。

まずは、副鼻腔炎についてみていきます。

副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、鼻の副鼻腔という部分が炎症を起こすことです。

風邪をひいて鼻水が出たり、鼻が詰まったりすることで副鼻腔炎を引き起こすこともあります。

それらは、急性副鼻腔炎と呼ばれます。

副鼻腔炎の場合には、頬や顔に痛みを感じることもあります。

そして、その副鼻腔炎が原因となって嗅覚障害を引き起こすことがあるのです。

ただ、副鼻腔炎は自然に治ることも多いようです。

そうは言っても、長引いてしまうと嗅覚障害も治りにくくなってしまいます。

そのため、放置せずに対処することが必要です。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、アレルギー物質が鼻の粘膜に付着することで反応が起こるものです。

花粉症も、スギなどの花粉によるアレルギー性鼻炎です。

その反応によって、くしゃみや鼻づまりが起こります。

花粉症に悩まされている方も少なくないかもしれません。

そのことが原因となって、鼻の粘膜が炎症を起こし、嗅覚障害を起こすと言われているのです。

そもそも鼻づまりで匂いを感じにくくなっているため、嗅覚障害に気が付かない方も多いようです。

感冒後嗅覚障害

感冒後嗅覚障害とは、風邪のウィルスによって鼻の粘膜や神経が傷つくことで起こるものです。

感冒後嗅覚障害を発症するのは、中年の女性が多いようです。

その理由は特にわかっていません。

そして、感冒後嗅覚障害は、匂いがわからなくなってしまうばかりではありません。

本来の匂いとは違う匂いを感じるようになったりすることもあります。

さらに、味覚を感じられなくなることもあるのです。

また、風邪が治ってから数ヶ月経った後に発症することもあるようです。

外傷性嗅覚障害

外傷性嗅覚障害とは、読んで字のごとく外傷が原因となる嗅覚障害です。

外傷とは、たとえば鼻の骨折や交通事故に遭うなどが挙げられます。

鼻への外傷とは限りません。

頭を強く打った場合などにも、このような症状が表れることがあります。

その外傷が原因で、匂いを感じる神経が傷ついてしまうことがあるのです。

外傷性嗅覚障害は、治すことが難しいと言われています。

だからこそ、違和感がある時にはできるだけ早めに病院を受診することをおすすめします。

風邪による嗅覚障害を治すには?

風邪による嗅覚障害を治すには、どのような方法があるのでしょうか。

風邪による嗅覚障害は、気が付かなかったり、自然に治ったりすることも多いものです。

しかし、症状が長引いたり、明らかな違和感があったりしたら、それを放置してはいけません。

おかしいと感じた時には、病院を受診することをおすすめします。

治療を始めることが遅れたことで治りにくくなってしまうこともあります。

ここでは、4つの方法について解説していきます。

鼻洗浄

まずは、鼻洗浄について解説します。

鼻洗浄とは、生理食塩水や専用の洗浄剤で鼻を洗浄することです。

鼻洗浄をすることで、鼻づまりの解消などの効果が期待できます。

しかし、やり方を間違ってしまうと、中耳炎になるなどのリスクもあります。

そのため、我流でやることはおすすめできません。

加えて、鼻洗浄をする場合、1日に何度も行ってはいけません。

医師の指示がある場合を除いて、鼻洗浄は1日1回とするべきでしょう。

洗い過ぎは、必要な粘膜まで失ってしまう可能性があります。

内服薬

嗅覚障害を治療する内服薬として使用される薬には、メチコバールというものがあります。

これは、ビタミンB12を主な成分としている薬です。

神経が傷ついた部分の修復に効果があるとされています。

そのため、アレルギー性鼻炎が原因となっている嗅覚障害には効果がないと考えられています。

内服薬としては、漢方薬が使用されることもあります。

漢方薬の内容としては、当帰芍薬散などが処方されることが多いようです。

ステロイド点鼻薬

嗅覚障害の治療法として、ステロイド点鼻薬が選択されることも少なくありません。

ステロイド点鼻薬は、粘膜の炎症を抑える効果が期待できます。

しかし、ステロイドは使用方法に注意が必要です。

ステロイドは、効果が期待できる反面、だらだらと長い期間使い続けるのはよくありません。

副作用が出る可能性があるからです。

薬は用法用量を守ることが基本ですが、ステロイド点鼻薬に関しても、医師の指示をきちんと守ることが大切だということです。

手術

自然に治ることや投薬による治療に効果が見られない場合、手術という選択肢もあります。

手術による治療で効果が期待できるのは、鼻の構造に原因がある場合です。

鼻の空気の通り道が狭くなったり、ふさがったりしているところを広くするものだからです。

症状や病院によっても異なりますが、内視鏡手術で、1週間ほどの入院になることが多いようです。

手術を選択する必要が出てきた場合には、ご自身が十分に納得してから手術を受けられることをおすすめします。

まとめ

風邪をひいたことで、嗅覚が鈍くなったときの原因や治療方法についてみてきました。

鼻づまりが原因で匂いを感じなくなることは、珍しいことではないことがわかっていただけたと思います。

そのため、風邪を原因として気が付かないうちに嗅覚障害に罹り、そして治ってしまっているようなこともあるようです。

しかし、中には体からの重要なサインであることもあります。

投薬だけでは治らないこともあるのです。

そのため、嗅覚障害かもしれないと感じた時には、放置せずに病院を受診することをおすすめします。